最近の○○.jsをざっくりまとめてみた

一口に○○.jsと言っても、単純にクライアント側で読み込むライブラリではないものが増えてきています。
有名なものをいくつかまとめてみました。

Node.js

JavaScriptの実行環境です。実行にはGoogleのV8エンジンが使われています。
主にサーバーサイドの実装に使われることが多いですが
後述するGrunt.jsなどのツールが普及するにつれ、フロントエンドの開発でも重要性を増してきています。

Grunt.js

Node.js上で動くタスク実行ツールです。
プラグインをインストールすることで

  • ファイルのコンパイル
  • 変更の監視
  • テストの実行
  • サーバーを立てる
  • 画像のサイズ最適化

など様々なタスクを実行することができます。

CommonJS

ブラウザ上だけではなく、サーバーサイドやGUIアプリケーションでも
使用されるようになってきたJavaScriptの実装に
汎用性を持たせるために策定されたAPIの標準仕様です。
CommonJSという名前のライブラリが存在するわけではありませんが
例えばNode.jsの一部、モジュール機構などはこのCommonJSに準拠しています

CreateJS

JavaScriptでのインタラクティブコンテンツ開発をサポートするライブラリ群です。
Easel.js, Tween.js, Preload.js, Sound.jsの4つのライブラリから成ります。
Flash CS6以降はこれを使用したToolkit for CreateJSという拡張機能により
HTML5へコンテンツをエクスポートすることが可能となっています。

altJS

JavaScriptに変換される言語の総称です。
有名なものにCoffeeScript, TypeScript, JSX, Haxeなどがあります。
それぞれの言語ごとに特色があり、いずれも
クラスの実装や型付けの強化、実行パフォーマンスの向上など
素のJavaScriptを補完するようなものとなっています。

PhantomJS

ヘッドレスなWebkitブラウザです。
操作にはJavaScriptを使用し、スクレイピングや画面キャプチャをとるといったことが可能です。
似たものにSlimerJSがあり、こちらはGeckoベースとなっています。

CasperJS

スクレイピングやテストに便利なユーティリティを揃えたPhantomJS(or SlimerJS)のラッパーです。
Node.js上で動かすための更なるラッパーであるSpookyJSもあります。

VanilaJS

高速で軽量かつクロスプラットフォームフレームワークです。
非常に高いシェアを誇り、これを使用していないJavaScriptのコードは存在しないとまで言われています。


と、ざっくりした感じですがまとめてみました。
実際にここに列挙したものは全て僕がやっているプロジェクトでも使っていたりします。

どれもデファクトスタンダードになりつつある感じなので、一度触っておいて損は無いかと思います。